音楽のルーツ

音楽のルーツ・・・元をたどれば、古代。

音楽は、声で感情を表したり、合図を送るために物を叩いたりしたコミュニケーションの手段だった、と言われていますよね。

生徒さんのお話を聞いていると、身近なところで、音楽が人と人をつなぐ架け橋になっているんだなぁ、とつくづく感じます。

ピアノを学びはじめたことで、視野が広がっていっている様子も伺えます。

ある生徒さんから聞いたお話ですが、学校では、ピアノが弾ける子はやはり沢山いるとのこと。

お友達同士で、私も弾いたことある!とか、その曲は何年生の時に弾いた!等・・気にかけてしまうと、比べているような気持ちになる言葉のやりとりがあるようです。

中でも、キラリと光る子がいて、難しい曲を弾いているよう。

その子の前で、たまたまピアノを弾いていたら、同じ曲を弾いたことがあったようで、「(曲の一部の部分について)この曲はこういう部分が難しいのに、こんなに上手に弾けていて、すごいなぁ・・と声を掛けてくれたとのこと。

そこから、お話がはずみ、お互いに苦手な部分と得意な部分について教え合ったと、その時の様子を聞かせてくれました。

人より優れているから、上から物を言うように話が進むのかと思っていたら、苦手なところも開示してくれて、とてもフラットな関係でお話をすることができたとも言っていました。

何かが秀でているから誰かより凄い、とか、偉い、ではなく、

自分が思っている演奏が、表現ができるかどうか。

そのためには、得手不得手の両方を把握しなければなりません。

ですが、人と比べて、優劣をつけるのではなく、人を見て良いと思った部分は参考にしたり、自分なりに考えるきっかけに結びつけていく。

コンクールに出場する生徒さんも増えてきていますが、自分が思ったことを思った通りにできているのかどうか、

コンクールは、自分自身を成長させるためのツールであり、結果はあくまで目安。

ピアノに向かうにあたって、自分を見つめて信じて進んでいって欲しいなぁ・・・と思います。

音楽の始まりはコミュニケーションをとる手段であった、正にこの通りで、音楽を奏でることで世界を広げるきっかけになります。そのきっかけを自分でどう切り開いていくのか、生徒さんを見ていると、ピアノを学ぶことを通して、思考力が身についていると感じています。

音楽は、いつの時代もコミュニケーションをとる手段。

ピアノを学びながら、自分自身の世界を広げ、豊かな人間性も身につけて欲しいと願っています。