嬉しいおしらせが飛び込んできました。
ある日の夜、譜おこし(音源を聴いて楽譜に書き起こすこと)のお仕事をしていたところ、
中学3年生の生徒さんから、ラインが届きました。
そこには、
「作曲のコンクール入賞しました!今年も優良賞をいただくことができました」
とありました。
中学1年生から毎年のように、欠かさず作曲のコンクールに応募してきた彼女。
やる!と決めたら、必ずやり通すことができる、
真っ直ぐな意志の持ち主。
連絡をもらった時は、譜おこしの作業をしながら、
生徒さんみなさんに「音楽を創ることについて、どう導いていくか」を考えていたところでした。
ベストなタイミングで答えをもらうことになり、不思議な感覚でありながら、
とても感慨深いものがありました。
思い返してみれば、
彼女が小学校6年生だった4年前。
それまでコンクールに全く出たことのないにも関わらず、
ブルグミュラーコンクールにチャレンジする!と強い意志を持ち、
毎回のレッスンで、熱意のこもった「貴婦人の乗馬」を聴かせてくれました。
予選では、それまでにレッスンで学んできた内容をすべて発揮する演奏でした。
小学校2年生からピアノを始め、
正直なところ、決して早くはない年齢から始めたにも関わらず、
自分の意志で音楽と向き合ってきた彼女が、こうやって成果をだすことができたのは、
「着実に積み重ねること」ができているから。
熱意を持って納得いくまで取り組み、中途半端にしないから、であると思います。
いつ開花するかわからないけれども、積み重ねていく。
容易なことではありません。
真剣に向き合いすぎると辛くなることもあるかもしれません。
自分の声を聴きながら、自分のペースで。
生徒さんみなさんにも伝えたい、大切なことです。
私の知らないカルチャーにも詳しい彼女。
これからも、様々な作品を生み出していくことでしょう。
とっても楽しみです。