1年の終わりに、嬉しいお知らせが舞い込んできました。
長きにかけて取り組んできた生徒さんの成果が実りました。
コンクールに取り組んできた生徒さんの入賞。
全員が、生徒さん自らの意志でコンクールに参加しました。
まず、生徒さんには必ずお話することがあります。
コンクールが全てではないということ。
コンクールって、曲を解釈した上で、必ず学ぶべき内容があります。
これは、勉強と同じ。
作曲家の生涯、時代背景、楽譜に書かれているアーティキュレーションから、
作曲家がどんな表現を設計していたのか、自分の感性を持って表現する。
ピアノを演奏することって、
ただ単純に、楽譜に書かれている音を、音量を
ボタンのように指で鍵盤を押していく作業・・ではないのです。
審査員が音楽を学んできた背景(師事していた先生や、留学先、専門分野)によって、
さらには、感性や好みによって評価が分かれることもあります。
コンクールに参加することは、自分の内に秘めた思いに気付く機会、
通過点として、生徒さん自身の成長に繋がるよう、
目標と持ち合わせた実力を共に見つめながら併走しています。
2021年度
杉本陽一くん 小学校4年生 ブルグミュラーコンクール銀賞
S.Hくん 小学校2年生 ベーテンピアノコンクール 銅賞
松尾幸帆さん 小学校5年生 ベーテンピアノコンクール 銀賞
梶原優梨香さん 小学校3年生 ブルグミュラーコンクール 地区大会 ブルグミュラー賞
(うち3名が 予選にて金賞受賞)
コンクールの思い出の写真
(演奏後にほっとひと息♩)
(毎年参加!2022年のコンクール演奏曲の計画をすでに自分で決めている生徒さん♩)
今年は、ハードルを上げて、曲を勉強するために予選と本選で曲を変えることを
課題としました。
忙しい毎日を送っている生徒さんたちにとって、
新しい曲の譜読みを進めながらコンクール予選を同時進行することは、
精神面、体力面でも大変な様子でしたが、
練習を進めるうちに、曲が好きになってお勉強の気晴らしに練習していたという生徒さんもおりました。
楽しみながら音楽に向かう姿勢ができていると、結果も伴っていたように思います。
生徒さん同士の弾き合い会やリハーサルでお互いの演奏を聴きあうことで、
心構えを参考にしたり、弾いてみたい曲を見つけたり、良い影響を受けてコンクールに
向かっていく様子が見れました。
コンクールをきっかけにコンサートを観に行ったり、好奇心を持って
自身の世界を広げている、というお話もお母さまからお伺いしました。
生徒さんのますますの成長、音楽だけにとどまらず未来にはばたいていく才能を
これからも見守りながら、とても楽しみにしています。